大気球シンポジウムで発表しました
2023年度 大気球シンポジウムで西出太郎君,莊司准教授が研究発表を行いました.
概要:近年,成層圏気球望遠鏡を用いたミッションは高度化しており,長時間かつ高精度な観測が求められる.FUJIN2 においても望遠鏡の指向制御は重要であり,高精度な追従機能が求められる.しかし,ゴンドラが非常に長い吊り紐に吊るされているため,気球まわりに気流の変化が発生すると,フライトシステムに振動や吊り紐にねじれが発生し,観測や実験に悪影響を与える.したがって,その振動やねじれを減衰・補償する必要がある.本研究では,FUJIN2 における高精度な目標天体の追従制御と,フライトシステムに発生する振動やねじれを減衰・補償する制御の検証を行った.
"気球系姿勢運動計測:2023 年実験報告", 莊司 泰弘, 飯嶋 一征, 大気球シンポジウム2023年度, isas23-sbs-021, 2023年10月23-24日, 相模原市
概要:本発表では,2023 年度気球実験でピギーバックとして実施された気球系姿勢運動の計測について,実験結果を報告する.また,2022 年度の実施したものの回収ができていなかった実験データの回収作業を進めた.本発表では加えて,現在開発中の新型データロガーについても状況を報告する.