卒研発表会が行われました!

2025年7月31日に電子情報通信学類の卒業研究発表会(9月卒業)が行われ,当研究室からは高岡君が発表しました.

「超低軌道人工衛星の軌道制御についての数値的検討」高岡克年

概要: 地球超低高度軌道衛星 (Very Low Earth Orbit (VLEO)) は高度約 200~300 km の領域で, 地表に近いため, 高分解能撮像観測や低遅延通信が期待される. しかし, 超低高度で人工衛星を運用した実績は少なく, 分野は開拓中である. VLEO では大気密度が高く抗力が大きいため, 長期の運用には推力による高度の維持が必須であり, 大気密度変動も大きく推力計画が難しいという課題がある.
本研究では, イオンスラスタを用いて軌道をどの程度維持・回復できるかを数値的に解析することを目的とする. そのために, ガウスの惑星方程式に基づいた数値解析により軌道高度変化を推定する. このとき, 空気抵抗力と推力を摂動力として入力する. 特に軌道長半径の変化を評価し, さらに昇交点の違いが軌道高度変化に及ぼす影響を整理する. これらの解析を通じて, 空気抵抗の大きい VLEO において, 超小型衛星の軌道高度を, 現実的なイオンスラスタを用いて維持することの可能性を明らかにする.

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